2019年1月22日火曜日

顕現後第2主日/都電荒川線で巡る旅

昨日は顕現後第2主日でした。

祭壇のお花です。


<お知らせ>
☆次主日(27日)午後2時半より日本基督教団翠ヶ丘教会で相模原キリスト教一致祈祷会が行われます。
☆2月10日(日)聖餐式終了後、2019年度堅信受領者総会を行います。ご出席ください。
☆連絡棚に「教会建物整備資金献金についてのお願」という文書が入っています。昨年と今年の建物整備状況と資金の状況について記していますので、ご一読いただき、今年も同献金へのご協力をお願いいたします。


次主日
顕現後第3主日
1月27日(日)7:00,10:30 主日聖餐式
≪聖歌 304,398,391,438,417≫
ネヘ8:2-10 詩19:1-11 Ⅰコリ12:12-27 ルカ4:14-21



今回はネタがありませんので、今まで大事に蔵の中にしまってあったお話をいたしましょう。
昨年の12月19日(水)、バルナバの歴史博士Nさん企画による“都電荒川線を巡る旅”がありました。

午前9時30分、待ち合わせ場所の地下鉄東西線早稲田駅に総勢10名が集合しました。
ここから都電早稲田駅へ向かうのに、早稲田大学の中を通って行きます。

大学の外壁にびっしりと立てかけられた看板を見て、片山司祭が思わずもらした「賢い人が通う大学っぽいなぁ~」のひと言に、みなさんから笑いが起こりました。しょっぱなの笑いに、まずはツカミはOK! 旅が面白くなる予感がします。


せっかくだから早稲田大学坪内博士記念演劇博物館を見学しようということになり、ズンズンと構内へと入って行きます。


おぉっ、大隈重信先生!


そして、演劇博物館の前に到着しました。


しかし、不運にもこの日は休館日というということで、せめてもの記念にと集合写真を撮りました。


さて、気分を取り直して、都電早稲田駅へと向かいます。


都電1日乗車券を購入し、電車へと乗り込みました。


都電雑司ヶ谷駅で下車します。


そして向かった先は・・・



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雑司ヶ谷霊園でした。

ここには著名人のお墓がたくさんあります。


こちらは、日本人女性初の国家資格を持った医師・荻野吟子さんのお墓です。


こちらは、哲学者であり音楽家で、夏目漱石らにも教えていたというケーベル博士のお墓です。


猫さんがたたずむ風景です。


猫さんといえばこの方、夏目漱石さんのお墓です。


こちらは竹久夢二さんのお墓です。


この後、霊園のすぐ近くにある雑司ヶ谷旧宣教師館へ行きました。




そろそろお腹がすいてきたので、昼食をとるため、都電で王子駅前まで移動しました。
お食事ができる適当なお店がどのへんにあるか見当がつかないので、王子駅前の交番のおまわりさんに聞いたところ、流れるような店案内に一同感嘆!
結局、お店はチェーン店のサ○ゼリヤに決定。みなさんメニューにやたら詳しかったり、スープやドリンクバーを勝手知ったる様子で次々と利用されるお姿から、みなさんがファミレスヘビーユーザーでいらっしゃるという意外な一面をうかがい知ることができました。


お次は「お札と切手の博物館」を見学に行きました。

博物館の係員のみなさんがとにかく親切で、詳細に展示物の説明をしてくださいました。


さて、ここでの目玉は、なんといっても1億円の重みをこの手で味わえることです!

みなさん次々と1億円を持ち上げていらっしゃいました。
では、代表して片山司祭の満面の笑みをご覧いただきましょう。


ここでも記念撮影をしました。


興味深かったのは、お札の偽造を防ぐために施された様々な加工技術です。見た目はただの線のようですが、顕微鏡で拡大して見ると「NIPPON GINKO」という文字が描かれていたり、紫外線を当てると特殊発光インキで描かれたところが光ったり、その技術の素晴らしさに感動しました。
ここは残念ながら撮影禁止だったので、みなさんにもぜひご自分の目で確かめていただきたいところです。


そして最後の訪問先へ向かうため、王子駅前から都電に乗って三ノ輪橋駅で下車しました。


目的地までの道中、メロンパンを販売している小さなお店があり、みなさんが通り過ぎてゆくのもかまわず寄り道をするお二人さん。

こういう予想外のお店との出会いが、旅を楽しくするものですね。



そしてやってきたのは、小塚原回向院です。

ここは、行路病死者や刑死者の供養のために建てられたお寺です。


小塚原刑場跡として荒川区指定の有形文化財となっています。

安政の大獄により刑死した橋本左内・吉田松陰ら多くの志士たちが葬られています。


そして、こんな人のお墓も。

鼠小僧次郎吉さんのお墓でした。


前野良沢と杉田玄白は小塚原刑場の刑死者の解剖“腑分け”を見て、オランダで作られた『ターヘル・アナトミア』という人体解剖図の正確さに驚くとともに、その翻訳を目指し、あの『解体新書』を作り上げたそうです。

その観臓記念碑がこちらです。



帰りはここから南千住駅まで歩き、JRで北千住駅まで行き、千代田線に乗り換えて代々木上原から小田急線へという流れで、それぞれの帰路につきました。

都電を端から端まで乗ることができ、また、いろいろな驚きや発見のある、とても楽しい旅でした♪
Nさんのご尽力に感謝です。

後日談ですがこの旅行の参加者3~4人が、この後体調を崩し、教会の一大イベントであるクリスマスに参加できなかったのは、2か所もお墓を巡ったことから何かの“たたり”ではないかと、まことしやかにささやかれています。(^m^ )