22日は大斎節第5主日でした。
今回が最終回の週報のカットはこちらです。
ついにきてしまった前田司祭バルナバでの最後の礼拝の日。
教会へ向かう足取りも重くなります。
道端に咲いているのはボケの花。
花言葉は「指導者、先駆者」。
まさに前田司祭を表す言葉ではありませんか。
聖餐式の開始を静かに待ちます。
いよいよ入堂です。
司式を終え、退堂される前に十字架にそっと手を触れられる前田司祭でした。
聖餐式の後、会館での愛餐会は前田司祭送別会となりました。
会館にはおなじみKご夫妻の共同作業による絵看板。前田先生がお好きなカラーの花が描かれています。
なんだかすごいご馳走が用意されていましたが、食べ始めてから写真を撮ることを思い出したので、全容をお伝えできず無念です。
お食事をご用意してくださったみなさま、ありがとうございました。
まず最初に、日曜学校のみなさんからハンドベル演奏のプレゼント。
続いて聖歌隊による「マリアはあゆみぬ」。
歌っていると、横から大きな声が聞こえてきます。その正体は、頼んでもいないのに男性パートをハモッておられる前田先生でした。f^_^;
前田先生への質問では、身長や靴のサイズなどを聞かれ、身長177cm、靴のサイズは25.5cmとのこと。
それを聞いてみなさんビックリ!もっと大きいような印象がありますよね。それは人間としての器が大きいからでしょうね。→ 先生、ゴマすっておきました (^m^ )
そして、いま履いていらっしゃる靴はなんと、執事に按手されたときに贈られたものだそうです。
靴を脱いで見せてくださる先生。
大切に大切に履き続けていらっしゃるところにも、先生のお人柄がうかがえます。
昨年の12月に司祭按手30周年を迎えられたそうで、この靴は先生のことを30数年足元から支えてきたのですね。
何人かの方に前田先生に関するお話をうかがった後は、音楽好きな先生のために考えられた怒涛の音楽コーナーへとなだれ込みます。もちろん事前に前田先生の好きな曲をリサーチ済みです。
まずは聖歌549番です。
前田流家元としてお花を活けてこられた作品を、ここに一挙公開します。
続いて聖歌465番。
そして聖歌以外で先生がお好きな歌「見上げでごらん夜の星を」。
歌い始める前に、先生はこれまで話されたことのなかったご自分の生い立ちについて初めて語られました。そして、大好きなこの歌を歌ってくださいました。 → こちらに永久保存版といたします
この後、花束贈呈となりました。
司祭夫人へは自らプレゼンターを名乗り出たKさんから。
後ろにいらっしゃる前田先生の心の声を表現してみました。
そしてお餞別の目録が会計のNさんから先生へ手渡されました。
婦人会会長さんから渡された寄せ書きを、前田先生が上に掲げられたとき、どこからともなく音楽が流れてきました。
これは、先生が胸元に何やら仕込んでいらっしゃったようで、ボタンを押すと音楽が流れる仕掛けだったようです。(なんと芸の細かい!)
最後にごあいさつをされる前田先生。
そして先生からの歌のリクエストは「ちいさなひとびとの」。
この歌はカトリックの聖歌で、京都のウイリアムス神学館に入学して間もなく出会った歌だそうです。
もし神様が許すならば、命ある限りこの歌詞の言葉の生き方をしていきたいなと与えられた歌なのだとお話しくださいました。
「見上げてごらん・・・」と一緒に、よく車の中やいろんなところで一人で歌われたというこの歌。2番の歌詞は、先生がバルナバで5年間を過ごされての思いを作詞されました。
この歌の間、みなさんに声をおかけになりながら席を回られる先生。なんだかドラマチックだなあと感じながら思いついたのは、このブログで前田先生のことを“匠”“前田流家元”などとご紹介してきた中に、新たに“名演出家”という称号が加わったということです。
では、先生が歌詞に込められた思いを、深く味わいたいと思います。→ こちらをどうぞ
そしてこれで本当に最後、聖歌522番はもちろん前田先生のピアノ伴奏で歌ったのでありました。→これで見納め
前田先生、N美さん、バルナバでともに過ごせた5年間は楽しくてあっという間でした。
お二人の優しさに心から感謝いたします。
おからだを大切に。
お元気で!(^ O ^)/~~ see you again!