バス研修旅行の報告をせねばと思いつつ、気がついたら月が替わっていました😅
そんなわけで、遅くなりましたが6月5日(水)に行われたバス研修旅行のご報告です。
今回の旅の行程はこのようになっております。(地図をクリックすると拡大します)
この日は快晴で、気温は「やや暑いかな?」と思われるくらいでしたが、絶好の旅行日和に高まる気持ちを胸に相模大野駅近くで待機しているバスへと乗り込みます。
車中では今回の旅の幹事Tさんが、東京から千葉へ向かうポイントポイントで左右にある名所の紹介をしてくださり、まるで本物の観光バスに乗っているような気分に🚌
香取市佐原に到着すると、自由行動で街並みを散策しました。
酒屋さんの軒先にある丸い玉は“杉玉(すぎだま)”といって、毎年杉の葉で新しく作るそうです。
新酒ができると緑色の葉で新しく作られた杉玉を軒先へ吊るし、時の経過とともに緑色から茶色へと変化していく杉玉の様子から、お酒の熟成の進み具合を知ることができるそうです。
酒蔵にある煙突は、昔お米を蒸すのに石炭などを使っていたため、大量に発生する煙を排出するため必要だったので、その当時の名残としてあるそうです。
江戸時代、日本中を歩き回って地図を完成させた伊能忠敬さんが17歳から49歳までの約30年間過ごしたという「伊能忠敬旧宅」がこちらです。
佐原の街並みは“小江戸”と呼ばれるだけあって趣があります。
樋橋(とよはし)(通称:ジャージャー橋)の落水は「残したい日本の音風景100選」に選ばれています。
佐原では有名な創業350年のラー油、ごま油の専門店「油茂(あぶも)製油」で、C子さんの指令によりラー油をお買い求め中の片山司祭です。
今回、大型バスの駐車場を貸してくださった東薫酒造さんです。
店員さんが試飲をすすめてくださいます。
試飲を楽しむみなさまです。
片山司祭のここでのお買い物はお酒と酒まんじゅう。「SくんとKくんと飲める」とうれしそうなご様子でした。
昼食はバスの中で某コンビニのちらし寿司でした。
そしていよいよ福田聖公会へと向かいます。
福田聖公会周辺の田園風景をご覧ください。(T幹事の名調子入り)
到着しました!
聖堂でお祈りを献げました。
この欅の一枚板は最初の福田聖公会礼拝堂が建立された時に礼拝堂入口に吊るされ、木槌で叩いて礼拝の開始を村中に知らせてきたそうですが、1996年に鐘が備えられたのを機にお役目を終えたそうです。平成になってからもこの板が現役で働いていたということに驚きました。
会館で信徒のIさんから福田聖公会についてのお話をスライドを拝見しながらうかがいました。
会館にはIさんの曽祖父が勝海舟に依頼して書いてもらったという新約聖書の一節が記された掛け軸が飾られていました。
掛け軸の内容が解説されています。
教会建物の前で福田聖公会の信徒さんとともに記念撮影をしました。
福田聖公会の信徒の皆さまの温かいおもてなしに感謝いたします。
今度はバルナバへもぜひ遊びにいらしてくださいませ。
そして旅行の幹事のTさん、細部にわたる配慮と名バスガイドぶりに「これぞ天職!」と感動すら憶えました。
ありがとうございました!
福田聖公会は千葉県下で最古のキリスト教会であり、下福田というひとつの農村に根付いたのは日本でも珍しいケースとのことです。
土地柄、収穫感謝のお祝いを大事にされるそうで、片山司祭が執事のころ司式を頼まれたことがあり、下福田の集落の掲示板に「収穫感謝祭 場所:福田聖公会 司式:執事ルカ片山謙」と筆字で書かれていたそうです。掲示板に書かれるほど、地域に根差しているということですね。そして祭壇の前には米や収穫物が山のように積んであったそうです。
そんな独特な個性を持った福田聖公会が、緑鮮やかな田園風景とともに記憶に刻まれた旅でした。